エヴァンゲリ論第6回はヱヴァンゲリヲン始まりの福音です。


個人的には大好きなのですが、前作の最後のシ者同様に適正台数を大きく超えた過剰供給から厳しい評価を突き付けられ、パチンコエヴァ失墜の戦犯として扱われることが多いです。












CRヱヴァンゲリヲン
〜始まりの福音〜

1/358.1(高確1/38.8)

3&3&15

確変70%

時短70回

導入日2010年5月

販売台数21万5千台

レタス評価:スルメ



クソアタッカーは店に殺された




ザックリ概要
前作、最後のシ者から1年弱で登場した後継機。

本作より新劇場版に完全に移行し、パチンコシリーズでは初めて新劇場版破の素材を使用している。

スペック面では大きな変化が見られ、

確変70%
8or15ラウンド
時短70回

と、確変65〜67%でラウンド固定、時短100回だった今までのシリーズと大きく異なる。


筐体はSANKYOのVコン枠をベースとしたエヴァ専用筐体。V-コントローラーで新たなゲーム性を創造していなくもないが必要不可欠でもない。というかいらない。









評価点



真希波・マリ・イラストリアス初参戦
破の素材が使えるということで新キャラのマリ登場。演出には随所にチャンスアップまたはアスカと同列の扱いで出現する。 7以降のクソコネメガネとは別人。







多彩な演出の追加

保留変化初搭載に加え、ドックン先読み、カウントダウン、コアフラなどの保留先読み、各パイロットの擬似連にストーリー擬似連と、多彩な予告が追加された。







問題点

店の扱いが酷い

過剰供給による悪循環が生んだ悲劇。即回収に走ったホールのクソ調整により稼働の悪化スピードは類を見ないものであった。結果的に福音のポテンシャルをユーザーは知ることはなかった。特にアタッカーは酷いものでオーバー入賞ではなくタイムオーバーになるのこともザラであった。








確変中のシリアスSU

レバ確も多彩なのだが、
確変中はシリアスSUリツコorミサトで通常大当たりを引くことが非常に多い。
チラリツなら突発などまだ救いがあるが熟女2人は絶望しかないためユーザーの反感を買う結果に。






総評
個人的には本作はベスト3には入る。しかし、ミドルのゴミのような調整には辟易しており概ねライトスペックの評価だというところは否めない。


静寂→いきなり熱い


というギリギリエヴァらしさを辛うじて保っており、当時は新鮮だった破の素材をふんだんに使っている点も評価してほしい。


新劇場版破は始まりの福音で終わらせてよかったのではなかろうか。


そう思えるほどその後のパチンコのエヴァは悪い意味で大きく変貌を遂げるのであった。



(了)