パチンコにおける釘の問題は非常にデリケートである。


釘調整に関する摘発は日本各地でコンスタントに起こっている。



パチスロは6段階の「設定」で初当たり確率から小役確率、出玉性能、1000円ベースまで、そもそもの機械性能を変えられるが

パチンコはどこまでいっても機械性能は1種類。


スタート、出玉関係は全て釘に依存している。



いろいろグレーだった昔ならばまだしも現在の釘は


「メーカーの出荷時の状態キープ」

が前提で、


1日フル稼働なら5万発前後打ち出される銀玉により釘が曲がるので、メーカー出荷時の状態に戻すというメンテナンスしか認められない。



換金率等は一切関係ない。



日本に設置してあるパチンコは全てメーカー出荷時と同じ釘の状態でなければいけないのだ。











んぁぁぁぁぁぁぁ!!



もう面倒くさいもおおおおおん!!



大一の加速装置みたいにさ、



絶対こぼさない形状にして250個なら10個に1回、始動口に入るようにして、
1k25回必ず回せるようにして釘なんかなくしちまえよぉ!払い出しなんかいらねえよ!もう!




というわけにもいかないのがパチンコである。




技術介入性こそパチンコが遊技である証明なのだ。


誰もが同じスタート性能で運のみで結果が変わるのならそれは海外のカジノと同じ。ただのギャンブル。



打ち手の技術により、結果が変わる日本独自の遊技として成り立っているのはそこにある。



それには釘の存在は不可欠であり、全ユーザーが平等なスタートラインに立つためにもメーカー出荷時の状態をキープするのもわからん話でもない?なくない?



さて、パチンコにもパチスロのように設定機能が搭載された時代もあった。



設定機能なり、天井機能なりの解禁するのもまた遊技性の幅を広げることに一役買いそうな気もする。


そこで機械性能が調整できるなら釘を必要以上にいじる必要もなくなることにも繋がらないだろうか。



今回は現行のパチンコの枠内で

天井機能を付けようとしたしたキチガイパチンコを解説します。

 










第2回
天上のランプマスターS128




天上のランプマスターは2010年に豊丸産業から販売されたパチンコ機であり、パチンコ史上初の天井機能を試みた。
谷村理論ではない。
豊丸は本機でパチンコ業界の天下を取れると思っていたようだ。






【スペック】
1/152.6  

ST継続率85%


お、普通のST機やな。 


天井機能とは…








【大逆転スペック】
普通のST機どころか、考えた人はマジで頭イかれてる。


まず本機の真実の大当たり確率は

1/49.6である。

さらに高確時は1/39.5である。





本機は大当たりした場合のほとんど(86%)が出玉なしサポなしで潜伏する仕様である。



しかしこれは確変中のみである。




通常確率の1/49.6で大当たりした場合、全て70or127回のSTトレジャータイムに突入する。



つまりユーザーが通常時だと思って回してる部分は潜伏確変で、


実は通常確率を目指して遊技している。


普通パチンコとは全く違う大逆転のスペックとなっているのだ。



最近で言うところのスロットのリノみたいね。












【天井の仕組み】

実は本機、

確変突入率97%
ST127回
15回リミット



なのである。










   何言ってんだコイツ


という方も多いだろうが、まぁ聞いて。



本機は


確変が終わる条件を
3つ持ってる

ということ。






・振り分け3%の4ラウンド通常を引いて通常状態になる。
※他にも確変当たりの11%で電サポがつく。これを含め14%を引ければトレジャータイムに突入。





・ST127回転をスルーして通常状態になる。
125回転目で潜伏引いたりするとまた最初から。まさに天井ストッパー。


・14回連続確変大当たりを引き、15回のリミットに到達する。15回目の大当たりは必ず通常大当たりとなるので通常状態になる。
↑これが1番多いし、キツイ…




この条件を1つでも満たせば
(これの合算が1/152.6ということ)


次の大当たりは必ず電サポ付き85%継続のSTトレジャータイムに入る。




これが天井の正体である。







【逆転の発想】

ご存知、パチンコの通常時は青天井。
マックスタイプなら1000回でも2000回でもハマることがあり、天井などない地獄でもある。



しかし、確変中なら 

突入率
回数切り
リミット


と、色々な制約を課すことができるという点に着目。


確変中を通常時に見せ、普通のパチンコなら冗長な通常時を大当たり以外に天井という待つべきものがある状態に昇華させた。



この逆転の発想…凄…かったはずだが…







【エピローグ】

「これで天下を取る!」
と意気込んだ豊丸だったが、コアな層に受けても一切万人受けはせず、ランプマスターは消えていった。








その後、藤商事がランプマスターをまんま踏襲したスペックでリリースした


     CRヴァンヘルシング

が高評価を受け、このスペックは

「こんなスペック考えるとか藤商事はマジスゲェわ…」

という評価のまま、静かに規制されていった…













まだ打てるので是非どうぞ。
「気分上々↑↑」などミヒマルGTの楽曲 が流れる豪華な仕様に豊丸の覚悟が伝わる一台である。




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